1階を保育室、1.5階が園庭、2階に遊戯室+保育室、3階に保育室、3.5階に屋上園庭と園庭を含めて５層のフロアで構成され、１、2階の保育室からは園庭に、３階の保育室からは屋上園庭へと、外遊びがしやすい構成になっている。

建物1階の1辺は法面を背負い、3辺は住宅に囲われていて、採光上厳しい環境が課題であった。2階、3階の2層のボリュームを園庭の地盤面より2m浮かせることで、1階を5.5mの高天井にし、通風・採光のためのハイサイドを四周ぐるりと設け、柔らかい光が保育室に降り注ぐ、明るい保育室になっている。保育室は隣り合う3室の間仕切りを開けて、遊戯室に替わるスペースとして使うこともできる。

1階を保育室、1.5階が園庭、2階に遊戯室+保育室、3階に保育室、3.5階に屋上園庭と園庭を含めて５層のフロアで構成され、１、2階の保育室からは園庭に、３階の保育室からは屋上園庭へと、外遊びがしやすい構成になっている。

2階を2m浮かせたことで、高さ1.5mの軒下空間は、子どもたちだけの空間となり、園庭から子どもたちの活動は地面と建物の隙間(軒下空間)へと広がっている。

鉄骨階段、EV、バルコニー、はと小屋などの必要な設備は、建築物として構築するのではなく、遊具とも近しいひとつひとつのエレメントとして園庭の中に配置されている。子どもたちは、台地に展開する5層の遊び場を行き来しながら、今日も駆け回り元気に遊んでいる。